ウェアラブル多チャンネルNIRSシステム(脳血流) 【Brite MKⅢ】
多点同時計測可能な一体型ウェアラブル式NIRSシステム

Brite MKⅢは,1つのデバイスで最大27ch(デュアルBriteで最大54ch)の脳血流の変化を計測できるウェアラブルNIRSシステム(脳計測)です。
一般的なワイヤレス式のfNIRSシステムよりも小型で軽量な為、センサー設置面のズレ等がなく安定した脳血流の濃度変化のデータを取得する事が可能です。
被験者はケーブル等に縛られる事なく自由に行動し、より自然な状態での脳活動データを取得する事ができます。
また、大人だけでなく幼児用のサイズのキャップもあります。


ヘッドキャップには加速度センサーも内蔵
計測データは無線もしくは最大200時間のデータを保存可能です。
センサー端子は毛髪周辺でも使用可能な形状を採用しておりますので前頭葉の高範囲を計測する事が可能です。
またヘッドキャップには加速度センサーも搭載しており頭部の傾きを計測/モニタリングも可能です。

簡単セットアップ
Brite MKⅢのfNIRSシステムは従来の製品に比べセットアップの時間を大幅に短縮できます。
専用ヘッドキャップは軽量設計により装着時被験者の負担がほとんどなく又、計測中のセンサー位置ズレを最小限に抑えます。
マルチパワーゲインコントロール機能搭載
センサーセッティングはマルチパワーゲインコントロール機能により発光出力レベルを4段階で自動調整を行います。被験者の肌の色、頭皮領域、毛髪を気にせず簡単にセットアップが可能です。
また、計測環境周囲の光によるノイズを防ぐ為、光補正機能が内臓しております。室内研究/実験施設だけではなく屋外計測など幅広い環境でBriteMKⅢは活躍します。
また、オプションで32bitに変更が可能、チャンネル数も54chシステムにアップグレードも可能です。【BriteMKⅢ】は様々な研究/実験に対応可能です。

ショートディスタンス計測に対応
発光部と受光部の距離を短くする事で比較的浅い組織の皮膚血流を算出可能なショートディスタンス計測にも対応しております。BriteMKⅢは発光部の出力調整が可能な為、ショートディスタンス用のホルダーを追加するだけですぐにご使用可能です。また、ショートディスタンス用のホルダーはオプトード間距離±10mmに設定されており、セッティングの度にオプトード間距離を細かく調整する必要がありません。容易にショートディスタンス計測に変更可能です。

特別な快適さを提供する子供用Brite【Baby Brite】
BabyBriteシステムは【BriteMKⅢ】をベースに幼児に高い快適さを提供するように設計されております。優れた快適性を実現する為、専用のソフトオプトードを開発、幼児の肌にやさしく接触することができます。システム重量はわずか300グラムなので、自由に動いたり眠ったりしている幼児に最適です。BabyBriteはいつでもどこでも好きな場所で研究が可能です。
Brite MKⅢと同様に高データ品質、マルチパワーゲイン制御、周囲光保護などの機能はそもまま搭載されており、幼児の脳活動を測定するのに最適なポータブルNIRSデバイスとなっております。
通常のBrite MKⅢとBabyBriteを使用する事で親子のNIRS hyperscanning 実験なども可能。また、2つのBabyBriteシステムを組み合わせる事で54チャンネル以上の測定も可能です。


主なアプリケーション
- 脳科学
- 人間工学
- 感性工学
- 心理学
- スポーツ科学
- リハビリテーション


チャンネル数 |
最大27ch(デュアルシステム54ch) |
---|---|
光源 |
10発光ダイオード(それぞれ2波長) |
受光部 |
8個 |
波長 |
760nm/850nm ※カスタマイズ可能 |
オプトードの距離 |
10to55mm |
バッテリー稼働時間 |
約3時間 |
重量 |
約300g |
正常動作環境 |
10℃〜35℃ |
解像度 |
16bit(オプション32bit) |
サンプリングレート |
最大150Hz |
付属センサー |
6軸モーションセンサー 加速度計(x/y/z) ジャイロスコープ(x/y/z) |