電気通信大学 AIX(長井研究室)
メインプロジェクトの1つである遠隔育児支援ロボット「ChiCaRo」は、離れた場所にいる家族が子どもたちと身体レベルのコミュミケーションを受発信することをサポートするロボット。実用化に向けた研究が日々行われており、ChiCaRoとコミュニケーションをとる子どもが、遊びの最中にどのような印象を抱いているのか・感情を想起させているのかを数値化する際にartinis社のPortaLiteMiniを使用いただいております。 今回導入いただきましたartinis社製単チャンネル近赤外分光装置・PortaLiteMiniを用いて、 感情や印象に起因する反応を脳血流量の変化で評価する手法は、感情の言語化が未だ苦手な乳幼児や子どもへの活用が期待されています。軽量かつ小型で、子どもに恐怖感や不快感を与える可能性が低いことについてもご好評いただいております。
粕谷 美里 先生[Misato Kasuya]
電気通信大学 長井研究室ホームページ
http://www.rlg.sys.es.osaka-u.ac.jp/chicaro
大阪大学 長井研究室ホームページ
http://www.rlg.sys.es.osaka-u.ac.jp/
育児・保育分野において、ロボット・AIの必要性・有用性は認めつつも、どこか受け入れ難いと考える人が少なくありません。 しかし、より具体的で利便性が高いシステムのイメージを伝えていくことで、多くの親がロボット・AIの育児支援に対して積極的な姿勢をもつことができる1)と、これまでの調査内容から報告されています。「遠隔育児支援ロボット・ChiCaRo」は、離れた場所にいる家族がタブレット等を介して操作しからだを使った遊びによるコミュニケーションが可能なデバイスです。動きのあるコミュニケーションによる子どもの反応や印象に対する脳活動を評価する2)他にも、育児ストレスに与える効果や、ロボットへの"触れ合い"インタラクションを伝達する適切な手法の検討3)など、様々な観点から"遠隔協同子育て"の実現およびChiCaRoの実用化に向けた研究・検証が行われています
1)阿部香澄, 他:未就学児育児におけるロボット・AIの社会受容性と期待,日本ロボット学会誌,39(4),371-374(2021) 2)粕谷美里, 他:遠隔育児支援ロボットと遊び中の子どもの反応や印象の脳活動を用いた検討,第41回日本ロボット学会学術講演会(2023) 3)阿部香澄, 他:幼児向け遠隔対話ロボットの非接触情報を提示する方法の脳活動評価を用いた検討,日本感性工学会論文誌,22(3),273-279(2023)