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大阪大学 運動制御・スポーツ

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大阪大学健康スポーツ科学講座の運動制御学教室では、運動制御やスポーツ・バイオメカニクスの手法を駆使して、身体運動の仕組み解明に関する研究を行っています。特に、人間の持つ巧みな動きがどのように制御されているのかを中心に研究を進めています。
実際の人間の動作を解析するシステムとしてQualisysの3次元動作解析システムを用いた実験も行っています。例えば、野球の打撃実験やその基本メカニズムに迫るリーチング研究などでは、知覚-運動系の密接な連携から無意識的に作られる修正動作の仕組みなどを調べています。これは、簡単に言うと、「身体が勝手に(あるいは、自然に)反応した」と感じる現象であり、オンライン制御と呼ばれる制御法が使われていると考えられています。
また、ピアノ演奏者は鍵盤をみることなしに流れるような指使いで演奏を行いますが、プロの演奏家でも、意外にも、正確に位置を把握しているわけではなく、瞬時々々にキャリブレーション(矯正作業)を行っている可能性が高いことなどを明らかにしています。
さらに、新しい運動の学習に着目し、運動に習熟するようになると、他の身体部位の動きによって生じる慣性力(直接関係する筋力を使わずに身体部位を動かす方法)をうまく利用できるようになることなどが明らかになっています。
最近では、正確に投げるためにどのような制御を行っているかを一つの研究テーマとして、野球の投球やダーツ投げの際の全身および指の動きに着目した研究も進めています。

研究室ホームページ

Qualisys 使用論文

題名 : Bat speed, trajectory, and timing for collegiate baseball batters hitting a stationary ball. 題名 : Implicit visuomotor processing for quick online reaction is robust against aging. 題名 : Practice changes the usage of moment components in executing a multijoint task. 題名 : Accuracy of reaching a target key by trained pianists. 題名 : Two types of motor strategies for accurate dart throwing.
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